英国旅行記 3

イギリス滞在 3 日目の朝も早起きだった。

 

前の日に調達しておいたコンビニ飯と部屋に備え付けのコーヒーで朝食を済ませ Campanile Manchester を後にした。

 

この日はバーミンガムアストン・ヴィラ vs リヴァプールの試合観戦である。バーミンガムマンチェスターから電車で 2 時間弱の都市だが、キックオフの時間が 12 : 30 ということであまりゆっくりする時間はない。僕はマンチェスター市街を観光することなく Birmngham Newstreet 駅行きの電車に乗った。マンチェスターしょぼいしね。

 

例の如く電車で昼食をとり iPod で音楽を聴いて暇を潰した。聴いたのは平成の Oasis 以来の大物 UK バンド “Arctic Monkeys” …にインスパイアされた日本の The Mirraz というイケてるバンド。


スーパーフレアをヘビロテしているうちに電車は  Birmngham Newstreet 駅に到着した。すぐさまホテル Ibis Budget Birmingham Centre にチェックインして荷物を置き、アストン・ヴィラのホームスタジアムである Villa Park に向かった。電車を逃した。タクシー移動である…

 

金に物を言わせて時間通りスタジアムに到着。Villa Park は郊外の住宅地に所在するレンガ造りのどこか近代的なスタジアムで街並にうまく溶け込んでいるいいスタジアムだった。それだけにクラブカラーである臙脂 + 水色の塗装の残念さが際立つのだが。

 

 僕の席は 1 階席 1 列目でちょうどヴィラベンチの横だった。またしてもタッチライン際の “草サッカー” を見るような近さの席だった。試合は各ポジションのタレントで上回るリヴァプールの勝利に終わった。後にシーズンの最優秀若手選手賞にノミネートされるヴィラのベンテケもゴールを決めてた。

 

印象的だったのはヴィラサポーターの熱狂的な応援。バーミンガムってイギリス第二の都市なのに放送禁止用語で野次ったり看板叩いて音慣らしたりと応援がどこか田舎臭い。

 

試合終了後、スタジアムで写真を撮っていると日本人に声をかけられた。よくある記念撮影のお願いだった。それじゃあ…ということで僕も彼に写真を撮ってもらった。

 

彼はノリッジに語学留学している関西人で、同い年でお互いサッカー好きということもあって意気投合するのに時間はかからなかった。

 

同じ電車で市内に戻りそこからバーミンガム観光と夕食を共にした。ロンドンでまた会う約束を交わし僕らは別れた。久しぶりに日本語を話せて楽しかった。

 

それから僕は市内で写真をパチパチしてスケボーしてる兄ちゃん達が怖かったのでホテルに帰った。異国の地は疲れる。この日も泥のように眠った。

 

続く