サガン鳥栖 vs 名古屋グランパス(2013/8/31)

先週末、台風一過のベアスタにサガン鳥栖の試合を見に行った。

相手は J1 昇格以来 4 戦全敗と相性最悪の名古屋グランパスである。

正直、勝ち点 1 でも御の字かな〜と思っていたところだが、結果からいうと 1-1 のドローと健闘した。
ただし、試合を支配してたのはホームのサガンだったので少し悔いの残るゲームでもあった。

 

個人的な MOM は同点ゴールをアシストした野田隆之介

サイドをドリブルで切り崩し水沼のゴールを演出したシーンやオーバーヘッドで元日本代表 GK 楢崎の守るゴールを脅かしたシーンも見事であったがそれ以上に野田のポストプレーが効いていた。

サガンは持ち前の激しいプレッシングから奪ったボールをキープ力に優れた野田に預けることでグランパスを押し込むことに成功した。

野田はリーチが長くテクニックもあり自らシュートに持ち込むこともできるのでサイドで起点になったり中央突破を試みたりと名古屋 DF 陣の脅威になっていた。

一方、日本代表から外れた豊田はダニエル・増川らグランパス CB 陣に封殺されてこの日はノーゴール。
豊田は上背はあるものの意外とポストプレー苦手としているが、この日はそれに輪をかけてヒドくパスミスを連発していた。

また、周りを活かすプレーに終始していた印象でもっと前を向いて勝負してよいと思われる場面も多かった。

ポストプレーを得意とする鹿島アントラーズ・大迫が選出されたので多少意識している部分もあったかもしれないが、FW としての怖さが失なわれていた。

次節、湘南ベルマーレ戦は降格を左右する大一番なので是非とも豊田には前を向いて勝負して欲しいところ。

 http://instagram.com/p/drMrP5KXTC/

サガン鳥栖 vs 名古屋グランパス

 

英国旅行記 3

イギリス滞在 3 日目の朝も早起きだった。

 

前の日に調達しておいたコンビニ飯と部屋に備え付けのコーヒーで朝食を済ませ Campanile Manchester を後にした。

 

この日はバーミンガムアストン・ヴィラ vs リヴァプールの試合観戦である。バーミンガムマンチェスターから電車で 2 時間弱の都市だが、キックオフの時間が 12 : 30 ということであまりゆっくりする時間はない。僕はマンチェスター市街を観光することなく Birmngham Newstreet 駅行きの電車に乗った。マンチェスターしょぼいしね。

 

例の如く電車で昼食をとり iPod で音楽を聴いて暇を潰した。聴いたのは平成の Oasis 以来の大物 UK バンド “Arctic Monkeys” …にインスパイアされた日本の The Mirraz というイケてるバンド。


スーパーフレアをヘビロテしているうちに電車は  Birmngham Newstreet 駅に到着した。すぐさまホテル Ibis Budget Birmingham Centre にチェックインして荷物を置き、アストン・ヴィラのホームスタジアムである Villa Park に向かった。電車を逃した。タクシー移動である…

 

金に物を言わせて時間通りスタジアムに到着。Villa Park は郊外の住宅地に所在するレンガ造りのどこか近代的なスタジアムで街並にうまく溶け込んでいるいいスタジアムだった。それだけにクラブカラーである臙脂 + 水色の塗装の残念さが際立つのだが。

 

 僕の席は 1 階席 1 列目でちょうどヴィラベンチの横だった。またしてもタッチライン際の “草サッカー” を見るような近さの席だった。試合は各ポジションのタレントで上回るリヴァプールの勝利に終わった。後にシーズンの最優秀若手選手賞にノミネートされるヴィラのベンテケもゴールを決めてた。

 

印象的だったのはヴィラサポーターの熱狂的な応援。バーミンガムってイギリス第二の都市なのに放送禁止用語で野次ったり看板叩いて音慣らしたりと応援がどこか田舎臭い。

 

試合終了後、スタジアムで写真を撮っていると日本人に声をかけられた。よくある記念撮影のお願いだった。それじゃあ…ということで僕も彼に写真を撮ってもらった。

 

彼はノリッジに語学留学している関西人で、同い年でお互いサッカー好きということもあって意気投合するのに時間はかからなかった。

 

同じ電車で市内に戻りそこからバーミンガム観光と夕食を共にした。ロンドンでまた会う約束を交わし僕らは別れた。久しぶりに日本語を話せて楽しかった。

 

それから僕は市内で写真をパチパチしてスケボーしてる兄ちゃん達が怖かったのでホテルに帰った。異国の地は疲れる。この日も泥のように眠った。

 

続く

英国旅行記 2

目が覚めた。あまり眠った気はしなかったが、その日は始発でマンチェスターへ行く予定だった。

 

身支度を済ませ Yotel を後にした。

 

まずは、地下鉄に乗り込…

「切符が買えない…」

その券売機は硬貨しか使えないようだった。持ち合わせは紙幣だけだった。

「困った…」

電車の時間まであと数分。紙幣を崩しに売店に向かう時間はない。早朝で駅員の姿は見当たらない。と思ったら、少し離れたところに紙幣も使える券売機があった。なんてことはなかった。

 

改札をくぐると初老の英国人がいた。先ほどからこちらを見ていた人だ。警戒はしていたが悪い人ではなさそうだった。キャリーバックを引いている。どうやら帰国し家路に着くところらしい。

"Hello."
あちらから声をかけてきた。

 

電車ではずっと彼と話していた。マンチェスター行きの電車が出る Euston 駅への乗り継ぎ方を親切に教えてくれた。医者で旅行で日本にも何度も訪れたことがあり他にも色んな国を訪れたが日本がアジアで一番いい国だと言っていた。片言の英語を話す日本人と他愛のない話をずっとしてくれた。

 

乗り換えの Green Park 駅に着いた。

"Have a nice trip"

彼こそが英国紳士だった。本当に優しく親切な人だった。

 

Euston 駅に着き地下鉄から国営鉄道に乗り換えようとしていると駅構内でサイレンが鳴り響いた。利用客が警備員に外に出される。トラブルのようだ。テロなのか火事なのか…周りの人も状況が飲み込めてないらしい。

 

しばらくすると事態は収束したらい。急いで切符を買った。11 : 30 にマンチェスター・U の本拠地オールド・トラフォードのスタジアム見学、15 : 00 にはエティハド・スタジアムでマンチェスター・C の試合観戦のスケジュールを組んでいた。遅れるわけにはいかなかった。

 

無事、電車に乗り込み車内で朝食をとった。焼きたてのクロワッサンとオレンジジュースを頬張りながら外の景色を眺めた。ロンドンから電車で半時もすれば広大な草原に石造りの家々というなんとも英国の田舎っぽい風景が目に入ってくる。“あーイギリスに来たんだなー” という実感が湧いてくる。

 

ロンドンを出て 2 時間半、Manchester Picadery 駅に到着した。重いキャリーバックを引いてホテルへ向かう。迷いはしなかったが思いのほか時間がかかった。スタジアム見学まで時間がない。チェックイン後、使いたくはなかったがタクシーを呼んでオールド・トラフォードへ向かった。

 

マンチェスター郊外の大きな競技場が見えてくる。間に合った。

サッカーファンなら誰もが憧れる “夢の劇場” がそこにはあった。

 

受付を済ませ、中のミュージアムに入る。時間になるまで展示物を見て回った。ここで時間を取りすぎて所定の時間のツアーを逃してしまったのだが、直後のツアーに組み込んでもらえた。

 

同じ組みにはオマーン、スペイン、ドイツ、韓国等さまざまな国の人々がいた。中でもアジア系の人が多かった気がする。マンチェスター・U は世界的なビッグクラブでアジア戦略も重要視している。その効果はツアーに確実に反映されているようだった。

 

ツアーではガイドがクラブの歴史や施設の特徴を説明してくれるのだが、リスニングが不得手な 22 歳の日本人男性は写真を撮ることに専念していた。だから小学生くらいの韓国人少年がガイドの質問に答えていたのには驚いた。きっと親父さんが SAMSUNG の社員で愛息子に英才教育を施しているに違いない。

 

オールド・トラフォードといえば世界有数のスタジアムだが決して “広い” という印象は受けなかった。むしろ、スタンドとピッチの距離が近く臨場感溢れるスタジアムという感じだ。この “臨場感” がイングランドのスタジアムの特徴で熱狂的な雰囲気を醸し出すのだろうと思った。

 

ドレッシングルームには選手のユニフォームが飾られており、各々が贔屓の選手のユニフォームを手に取り記念写真を撮っていた。自分も、“これがファーガソン監督がスパイクを蹴り上げベッカムに怪我をさせた部屋かー” なんて感慨に耽りながらルーニーやファンペルシーや香川のユニフォームを手に取った。

 

ツアーはオマーン人に写真を撮ってあげたり撮ってもらったりしているうちに終わった。出口はオフィシャルショップに直結しており、興奮冷め止まぬファンの衝動買いを促進する構造になっていた。興奮冷め止まぬ日本人が "Rooney 10" のシャツを買ったことは言うまでもない。

 

スタジアムの外で何枚か写真を撮り終え、マンチェスター東部へ向かった。今度はマンチェスター・C の試合観戦だ。

 

試合に間に合う電車はなかったが、そんなことは織り込み済みだった。スタジアム周辺で待機しているタクシーを捕まえた。こうした旅行では "Time is money" だ。第一、この旅の最大の目的はサッカー観戦だ。試合は一分たりとも見逃せない。

 

タクシーを使うと割と時間に余裕ができたためスタジアムの周りを散策し、オフィシャルショップで "NASURI 8" のシャツを購入した。シーズン終盤だったせいかユニフォームはセール価格で販売してあり、帰りにお土産用にともう一枚 "KUN AGUERO 16" 購入することになった。

 

こういう場所ではなんでも美味しく見えてしまう。腹が減っては観戦できぬと、出店でハンバーガーを食べた。煮込みハンバーグを挟んだシンプルなものだったが腹を満たすのには充分だった。腹ごしらえを終え、いよいよスタジアムに入った。

 

コンコースはユニフォームやマフラーでクラブへの忠誠を示すシティファンで溢れ返っていた。イングランドのスタジアムではスタンドでの飲酒が禁止されているためコンコースでビールを飲みながら顔なじみとこれから行われる試合について "あーでもない" "こーでもない" と話をするのが地元ファンの慣習のようだ。

 

スタンドで自分の席に着いた。

「近いっ!」

一階席の前列の席だったためピッチとの距離が相当近くに感じられた。

感覚的に “草サッカーを見ている” くらいの近さであった。

 

そんな距離で世界トップレベルの選手達のプレーを見た。前回、スペインでバルセロナの試合を見たときもそうだが、自分が海外でサッカー観戦すると得点シーンが多く見られる。試合はシティが 4-0 でニューカッスルを下した。ウン万円のチケット代に見合うゲームだった。

 

最寄りの地下鉄で市中心部へ戻った。

 

イギリス観光初日でトラブルもなく順調に観光出来たが、一人旅というのは思ってたよりずっと疲れる。その日は慣れない土地での移動や早起きで疲れていたこともあり市内観光はせずホテルで休むことにした。

 

途中、Picadery 駅のコンビニで夕食と翌朝の朝食を買った。ロンドンより物価が低くて安心した。

 

Campanile Manchester はユースホステルだったが一人部屋で部屋も広く快適に休むことが出来た。Yotel とは雲泥の差だったことは言うまでもない。 

 

続く

英国旅行記 1

この前、旅行に行ってきた。

旅に出るきっかけは卒論で身も心もぼろぼろな状態だった二月。

ストレスが溜まりすぎたせいなのか…旅に出たくなった。海外に行きたくなった。

現実逃避がしたかったのかもしれない。

 

「俺も、もう大学四年か…大学院進学後や就職後のことを考えるとこの春が長期休暇が取れる最後の機会か…」

決断は早かった。

 

行き先を決めるのにもそれほど時間を要しなかった。

自分の場合、海外旅行の行き先を決める際の条件は二つしかないからだ。

 

  • 心魅かれる景観があること
  • レベルの高いサッカーが観れること

 

二年前に訪れたスペインはこの条件を完璧に満たしていた。

 

今回、この条件を満たす国はイギリスだった。

元々、ロンドンの街並には興味があったし、なによりサッカーの母国で世界三大リーグの一つであるプレミアリーグのある国だ。

 

「イギリスに行こう。」

 

それからは自分でも驚くほどの行動力だった。

 

その日のうちに Skyscanner でロンドンまでの最安航空券を調べていた。

翌日には地球の歩き方 イギリスを購入していた。

その翌日には航空券を購入していた。

出発日まで約一ヶ月と時間はあるようでない…準備を急いだ。

各種チケットや宿泊先を押さえた。

旅行に必要な書類も便利グッズも抜かりなくも揃えた。

 

四六時中、卒論で悩み人生で三本の指に入るほどの辛い日々が続いていたため、旅行の準備をしている時間は本当に楽しかった。

 

※この頃は怪我で趣味のフットサルも出来ず、ストレス解消できていなかった

※残りの二つは高校時代の応援練習と炎嵐、あっ…あと大学受験もか


そして、出発の日がやって来た。

 

ふと思い立った旅行だったので友達を誘わず一人で旅行することにしていた。

スペインやタイでも “一人行動” はあったが今回は完全な “一人旅” だった。

期待 : 不安 = 6 : 4 くらいの心境で福岡空港国際ターミナルに新調した URBAN RESEARCH  のコートを羽織って降り立った。

 
URBAN RESEARCH の店員さんもプレミア好きで買う時、相当話が盛り上がったので、今度、博多店に寄ったらうざいくらい自慢してやろうと思う。

カウンターでレンタル WiFi ルーターを受け取り、チェックイン等の手続きを済ませ第一経由地・韓国(仁川)行きの飛行機へ乗り込んだ。

 

一時間半のフライトは主に “このミス大賞シリーズ” の『殺戮ガール(七尾与史)』を読んでやり過ごした。暇つぶし用に買っておいた小説だ。

 

仁川でのトランジットは慌ただしく、すぐに第二経由地オランダ(アムステルダム)行きの飛行機へ乗り込んだ。

 

機内では『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を観たが、イントロがつまらなかったので、結局『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』を観ることにした。

映画を一本半観終えたが、なんせ 12 時間近いフライトだ。それだけでは暇はつぶせず『殺戮ガール(七尾与史)』を読み終えてしまった。

あとは機内食を食べたり音楽を聴いたり寝たり…あらゆる手段を用いて時間を消費した。

 

飛行機はようやくオランダに着いた。 

 

アムステルダムでのトランジットは少し余裕があったので空港内を少し散策した。

洒落た雰囲気の空港だった。

素晴らしいことに WiFi が無料だった。

さらに素晴らしいことに女性がすごく美人だった。

 

時間になりロンドン行きの飛行機へ乗り込んだ。

 

KML 航空機がロンドン・ヒースロー空港に着いたのは現地時間の 21 時頃だった。


いよいよ念願かなってロンドンに到着したわけだが、時刻は既に夜、翌朝にはマンチェスターへの移動を控えていたことや長旅の疲れもあったので、チケット代理業者からプレミアリーグ観戦チケットを受け取った後、そのまま空港内に併設されているカプセルホテル Yotel に宿泊した。

 

Yotel は Travel Hack のエントリーで見かけ泊まってみようと思っていたホテルだ。
エントリーからはモダンで洗練された印象を受けたが、実際のところただの狭くて高いだけのホテルだった。

 

しかし、他に行くあてもない。まぁ、こういう深夜や早朝にフライトがある人向けの仮眠所だと割り切ってぼったくりホテル Yotel に宿泊した。

 

翌日の準備、電子機器の充電、シャワー、ネットサーフィン等を済ませ床に着いた。

 

続く…

 

A02 地球の歩き方 イギリス 2012~2013

A02 地球の歩き方 イギリス 2012~2013

殺戮ガール (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 [DVD]

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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 FINAL SET [Blu-ray]

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はてブはじめました

理由は FacebookTwitter で書けないことを書く場所が欲しかったから。

他のブログサービスも試したけど、デザインや機能がしっくりこない。

 

そこで、はてブ

 

はてブなら(フォントもきれいだしアクセス解析ついてるし)三日坊主にならずに済みそう。

 

世間を知らない理系大学院生のとりとめのない冗語ですが、

「しゃーねーなー。まぁ暇つぶしにでも読んでやるよ。」

という方はお付き合い下さい。よろしくお願いします。